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オープンカーや四輪バギー、マウンテンバイク、風呂おけ……。長崎県松浦市の離島、鷹島(たかしま)にある道の駅「鷹(たか)ら島(じま)」では、そんな品々を無料(ガソリン代は別)で貸し出している。絶景を楽しみながらドライブしたり、ひと風呂浴びたりといった非日常を演出し、観光客にアピールしようと狙う。ただ、支配人の岩崎敏明さん(40)は「数に限りがあり、予約が重なって貸せなくなると申し訳ない」と、あまり宣伝しておらず、知る人ぞ知るサービスになっている。 「鷹ら島」は4月、鷹島と佐賀県唐津市を結ぶ鷹島肥前大橋の開通に伴い、オープンした。 貸し出しサービスを提案したのは、松浦市内の本土にある道の駅「松浦海のふるさと館」支配人の上田知明さん(37)。島の関係者からは「大橋の開通によって、鷹島の人は出て行きやすくなる。一方、強い目的が無ければ島外の人は来ない」と、島が寂れるのを心配する声も上がっており、来た人を満足させるサービスに知恵を絞り、めったに乗れないオープンカーを中心に乗り物の貸し出しを思いついた。週1、2件の貸し出しがある。夫婦やカップルが多く、「乗ってみたかった」と喜ばれるという。 一方、風呂おけも加えたのは、自転車旅行客がテントで野宿するのを見たのが、ヒントになった。これまでに風呂おけが借りられたのは1回だけ。湯の確保が難点だが、岩崎さんが試したところ、大人の頭ほどの石5個をたき火で約2時間熱し、水をはった風呂おけに約30分入れると、いい湯加減になったという。 道の駅の近くに大橋が見える展望公園もある。近くで入るなら、たきぎと石を準備すれば、水は道の駅でももらえる。市によると、島内でのたき火は「火事に注意して後片付けもちゃんとすれば」許されている。問い合わせは、道の駅「鷹ら島」(0955・48・3535)へ。(松尾美江)